簡単でも可愛くしたい。ワイドスツール(椅子)を作りました。

作り方

端材が溜まって置き場所に困ってきたのと、
引き取って欲しいと頂いた集成材があったので椅子を作ることにしました。
それほど難しくありませんので作り方を紹介します。

リビング用の長机にはちゃんとした専用の椅子がありませんでした。
ダイニング用で使っていた椅子が余っていたのを使用していましたので
今回、長机に合ったものを作っていきたいと思います。

 

作る椅子のサイズ
高さ720㎜の机に合わせて作ります。
天面が440㎜くらいの高さになるようにし座面は約幅600㎜×奥行260㎜
の少し大きめサイズとしました。

材料

今回、私は余っていた2×4材と集成材から材料の切り出しを行いましたが
購入した時に必要長さをホームセンターで
カットしてもらうと手間が少し省けます。

いただいた集成材とほったらかしていた2×4材から必要な材料を用意しました。

木材の費用はなしです。

必要材料(一脚分)

脚のパーツ

(38㎜×38㎜(2×2材))
長さ424㎜  3本
420㎜  4本
215㎜  2本
160㎜  2本

 

座面

(パイン集成材30㎜)
600㎜×260㎜

 

高さや大きさは必要に応じて調整ください。

消耗品

木工ボンド、ビス 適宜
埋木用の10㎜丸棒
塗料(好みにあわせて)

作り方

材料の加工

脚を斜めにカットし、組み上った時にデザイン性を持たせるようにしました。
5度の傾斜をつけて切っていきます。

角度をつける際、切り落とす方向に注意が必要です。
少し難易度が上がりますので直角でもいいと思います。

ガタ付きの原因になるので
脚の4本や貫など対になる材料の
長さは極力揃えるようにします。

 

下穴の加工

ビスの下穴と埋木用の穴あけ

下穴の位置を記すのに簡単な治具を作りました。
1×2材にビスを先端が少し出るように打った簡単なものですが
材と端を合わせて軽く押し付けるだけでマーキングできるので
同じ位置に繰り返し印をつける場合は少しですが手間が省けます。
斜めにカットした場合、脚は下に行くほど広がりますので
貫の位置はよく確認してから作業します。

 

サンディング

サンディングは完全に組み立てる前に
しておく方が作業が行いやすいです。

塗装も同様ですが木工ボンドの使用面に塗料を塗ると
十分な接着強度が得られない場合があります。
先に塗装する場合は出来るだけ接着剤の塗布面には塗装は控えましょう。

 

組み立て

木工ボンドを併用して組み立てましょう。
ビス又は、木工ボンドのみでは強度不足になります。

脚の組み立て
斜めになった部分の組み立て時は、ビスを打ち込む力で
木がズレやすいので材料をしっかりと固定して
ビスを打ち込んでいきます。

斜めに切り落とした端材を利用してクランプすると
少し安定度が上がります。
下側の貫の位置がズレていないか注意します。

貫などの取り付け
左右の脚をつないでいきます。
座面に接する方の2本から取り付けていくと
組み立てが楽でした。
下側の通し貫を取り付ける
平坦な場所に置きガタツキがないか確認します。

 

組み立て中に、ビスを打ち込みすぎて材料を割って
一本作り直しになってしまいました。
角度のついた材料の組み立ては隙間なく組み立てるのにコツが必要です。
強引に力任せで接合すると材の破損につながりますので注意しましょう。

 

一旦、組み立てを中断して塗装をします。

細かい部分が塗りにくいので座面と脚を取り付ける前には
塗っておくことにします。この方が作業は楽になります。
ただし、塗装の種類や場所によっては塗装面への木工ボンドの使用は
十分な接着強度が得られない場合があります。
出来るだけ接着剤の塗布面には塗装は控えましょう。

 

塗装

以前作った机のデザインに合わせる為に
座面をワックス仕上げ脚は水性ペイントで仕上げることにします。

(天板の塗装)
お気に入りのブライワックス(今回の色はラスティックパイン)を
スポンジで塗っていきます。
少し時間をおいて(15〜30分間)軽く拭き取り、
ブラシで磨いていきます。しっかりと磨きましょう。
いい雰囲気の光沢が出るとともに色移りの防止にもなります。
もう一度、拭き取ります。軽くこすった程度では色がつかない
くらいには拭き取ります。座った時に服に色が移らないようにします。

(脚の塗装)
ターナーミルクペイントで仕上げます。
塗料の粘度が高い場合は水で少し薄めることが可能です。
天板(座面)が乗る場所は木工ボンドの接着性を上げる為に
塗らないようにします。
塗料、仕上げ共に一回づつ。
一回塗りでも綺麗に仕上がりました。

二脚、作成しました。
一つは子供たちが塗装をしました。

 

 

 

 

 

塗装後、脚と天板を取り付けて完成となります。

 

以上、作り方を紹介してきましたが
自分でも作れそうな気がしてきませんか?
合わせるテーブルや机の高さに注意が必要ですが
背もたれの無い椅子やベンチは構造も簡単ですので
是非、好みのものを作ってみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました